Surgical Therapy for Colorectal Cancer Invading the Muscularis Propria.
2000
大腸mp癌治療法選択の指標を明らかにすべくmp癌手術症例58例を対象に浸潤度細分類 (mp1~3), sm癌との比較, 占居部位, 原癌死症例, リンパ節転移症例の検討を行い以下の結果を得た.(1) mp1で腫瘤型が多くmp2, 3で限局潰瘍型が多かった.(2) sm癌と比較するとmp癌はリンパ管侵襲が高度であったが, sm高度浸潤例とmp1の比較では差を認めなかった.(3) 結腸に比べ直腸で限局潰瘍型が多く, 静脈侵襲も高度で, 5年生存率も不良であった.(4) 原癌死7症例はmp2, mp3の直腸癌で, 非原癌死例に比べ腫瘍径が有意に大きかった.(5) 直腸mp癌のリンパ節転移を34例中7例に認めた. 転移例は全例Ra以下で, mp2の1例に側方転移を認めた. 以上より, mp1はsm癌に準じたD2郭清を基本とした手術, mp2, mp3は適宜D3郭清を追加し, 特にRa以下のmp2, mp3はss (a1) 以深の進行癌と同様の対処が必要であると考えられた.
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