A CASE OF ADENOSQUAMOUS CARCINOMA OF THE TRANSVERSE COLON WITH PARA-AORTIC LYMPH NODE METASTASIS

2007 
症例は50歳代の男性. 上腹部痛を主訴に近医を受診し下部消化管内視鏡検査にて横行結腸肝彎曲に腫瘤を指摘された. 精査加療目的に平成17年4月当科に入院した. 腹部CTにて傍大動脈リンパ節の腫大を認め, 傍大動脈周囲リンパ節転移を伴う横行結腸癌の診断にて横行結腸切除術, リンパ節郭清を施行した. 腫瘍は境界不明瞭で潰瘍形成を伴わない5型を呈していた. 病理組織診断では腺扁平上皮癌であり, 郭清したすべてのリンパ節に転移を認めstageIV (SE, H0, P0, M1) であった. 術後は早期より一日20行以上の下痢を認め, 縫合不全から消化管皮膚瘻を形成したが保存的に軽快し, 術後75日目に退院した. 現在は外来にて化学療法を施行中である. 腺扁平上皮癌は結腸での発生は稀であり, 悪性度が高く予後不良であるとされる. 若干の文献的考察を加えて報告する.
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