A Case of Adenoendocrine Cell Carcinoma of the Ampulla of Vater

2007 
症例は73歳の男性で, 閉塞性黄疸の診断で入院となった. 精査にてVater乳頭部癌の診断で膵頭十二指腸切除術を施行した. 腫瘍は1.0×1.0cmで腺癌と内分泌細胞癌成分があり, 両者に移行帯を認めたため, 腺内分泌細胞癌と診断された. Vater乳頭部原発腺内分泌細胞癌の本邦報告例は, 自験例を含め7例である. 本疾患は悪性度が高く, 既報告例はほぼ全例再発しており, 予後不良な疾患だが, 本症例は術後14か月無再発生存中である. 本疾患の治療について確立されたものはないが, 術後補助化学療法が有効であると考えられた. 文献的考察を加えて報告する.
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