A Clinical Study on Carcinoma of the Gallbladder.

1991 
過去10年間の胆嚢癌85症例の臨床的検討を行った.平均年齢は69歳で, 男女比は1: 1.8であった.臨床症状では腹痛が多く, 診断にはCTスキャン, 血管造影, 超音波検査が有用であった.病期判明例のうち, Stage IIが5例, Stage IIIが6例, Stage IVが68例で進行例が多かった.治療内容では, 治癒切除9例, 非治癒切除14例, 非切除19例, 非手術43例であった.Carcinoembryonic antigen値は癌の進行度, 組織学的分化度との相関を認めた.治癒切除例の5年生存率は38%で, 無再発の長期生存はいずれも高分化腺癌の症例にみられた.切除例の再発様式では, 肝門部再発, 肝転移が多かった.リンパ節郭清が不十分な症例に肝門部再発が多くみられ, Stage II以上では少なくともR2郭清が必要と思われた.
    • Correction
    • Source
    • Cite
    • Save
    • Machine Reading By IdeaReader
    0
    References
    1
    Citations
    NaN
    KQI
    []