Histopathological Studies on Contact Dermatitis:V. Antigen Distribution in Contact Sensitivity Induced with in vitro Dinitrophenylated Epidermal Cells

1987 
ハプテン結合表皮細胞(EC)の投与により容易に接触過敏症が誘導される。われわれはこの機序を解明する目的で, 正常あるいはDNCBで感作した近交系strain 13モルモットに同じ系の動物から得たDNP結合ECを皮内注射し, その分布と組織学的変化を経時的に観察した。正常動物への注射では, 3日後には移入ECの著明な増殖がみられ, 5日後にはそれらはepidermal cyst様の表皮構造をとるようになり, 7日後には表皮構造は破壊され小円形細胞, 組織球様細胞, 好塩基球の浸潤がみられた。感作動物では, 1日後から小円形細胞, 好塩基球の浸潤がみられ, 3日以後にも移入ECの増殖は認められなかつた。皮内投与したハプテン結合ECの経時的観察は接触過敏症の感作過程から誘発過程にいたる一連のメカニズムを究明する一方法であると思われる。
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