AN ORTHODONTIC DEVICE FOR RETAINING IMPLANTED RADIOACTIVE SOURCES DURING BRACHYTHERAPY FOR CANCER OF THE ORAL CAVITY

2000 
密封小線源治療患者のQOLの向上を目的として, 歯科矯正用簡易保持具を応用した放射線治療補助装具を作製した。更に, 装具を作る際に副次的にできる口腔内石膏模型を用いて線源刺入のシミュレーションを行った。対象はいずれも新鮮口腔癌で, 硬口蓋1例, 軟口蓋1例, 口腔底1例の合計3例であった。装具は198Au grain 刺入後, 口腔内に7日間連続装着させることを目標とした。全例に会話を許可し, 硬口蓋症例には3分粥の経口摂取を許可した。軟口蓋の1例のみ違和感が強く, 3日間しか装着できなかったが, 他の2例は7日間の装着が可能であった。3例とも線源脱落はなく, 装具による局所刺激症状もなかった。従来の経鼻栄養と筆談に比べ, 患者のQOLは向上したと考えられた。また, 口腔内石膏模型は, 術前の病変の形状記録保存や線源刺入シミュレーション, 線源刺入例の再検討や追体験にも利用できた。補助装具も石膏模型も共に臨床的に有用であると考えられた。
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