Case of a laparoscopic seminal vesicle cyst excision

2009 
要旨:症例は58歳男性.検診にて膀胱後面に嚢胞状腫瘤を指摘され当院受診した.CT・MRIで膀胱後面に直径約5cmの嚢胞を認め,内部に直径約1.5cmの充実性腫瘤を認めた.TRUS下生検を施行したが,悪性所見は認められなかった.半年後のMRIで嚢胞は増大傾向にあったため,腹腔鏡下嚢胞切除術を施行した.病理診断では精嚢嚢胞であった.疾患の稀さもあり精嚢嚢胞の腹腔鏡下切除は過去に11例の報告をみるのみで,本邦では1例目となる.我々は,精嚢嚢胞切除を腹腔鏡下前立腺全摘除術と同様のアプローチで行い,安全に施行する事が出来たので報告する.
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