A CASE OF PRIMARY CARCINOID TUMOR OF THE BREAST

2006 
乳腺原発のカルチノイド腫瘍は非常に稀である.本邦の論文報告例はわれわれが検索しえた限りでは自験例を含めて24例である.今回われわれは術後5年経過し無再発生存中の1例を経験したので,文献的考察を含め報告する. 症例は75歳,女性.主訴は右乳房の腫瘤.現病歴は平成12年9月に右乳房の腫瘤を自覚し近医を受診し,紹介にて平成12年10月上旬に当院外科外来を受診した.初診時現症にて,右乳腺C領域に径約1.5cmの可動性良好な弾性硬の腫瘤を触知した.超音波検査(US)では境界明瞭で内部がほぼ均一でlow echoicな腫瘤を認めた.吸引細胞診検査は陽性でありcarcinoma cellを認めた.以上より乳癌と診断し10月下旬,乳房温存術(Bq+Ax)を施行した.病理組織学的検査はChromograninA染色が陽性であり, carcinoid tumor, g, n(-)であった.術後全身検索を施行したが他に病変を認めず,エストロゲンレセプターが陽性でもあり,乳腺原発のカルチノイド腫瘍と診断した.
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