A CASE OF TRAUMATIC ABDOMINAL WALL HERNIA (LINEA ALBA HERNIA) FOLLOWING BOVINE COLLISION

2004 
症例は44歳男性.平成15年1月13日牛舎で作業中,牛が突進し牛の頭が男性の下腹部に激突.同日救急車で来院した.来院時バイタルサインに異常なし.下腹部に膨隆を認め皮下に蠕動を認めた.腹部CTでは臍部下方の皮下,腹直筋前面に腸管の逸脱を認め,十二指腸水平脚背側に, water densityを伴う腫脹があり,損傷が疑われた.以上より外傷性腹壁ヘルニア,十二指腸損傷疑いにて同日手術を施行した.手術所見は,腹直筋前鞘から腹膜まで白線部で断裂があり,皮下に小腸の脱出を認めた.トライツ靱帯近傍に血腫を認めたが,腸管の損傷は無く,他の臓器にも損傷は無かった.腹壁は損傷部が脆弱化していたため, Prolene Hernia System® (PHS)を使用して修復した.術後経過は良好で第15病日に退院した.術後10カ月を過ぎた現在再発は認めていない.
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