A Case of Pyomyositis with Gas in the Adductor Magnus

2008 
ガス産生性の右大内転筋内膿瘍を発症した1例を経験したので報告する.51歳,男性.基礎疾患にコントロール不良の糖尿病がある.特に誘因なく,悪寒戦慄で発症し,その4日後より右大腿部腫脹および熱感が出現した.他院にて蜂窩織炎の診断で抗菌薬投与により経過をみたが改善せず,1週間後の大腿部CTにてガス像を認めたため当院へ紹介となった.当院搬入時,右大腿部は発赤・熱感を認め,疼痛が強く動かせない状態であった.明らかな皮膚壊死は認めなかった.大腿部CTにて大内転筋内のガス像および腫大を認めた.皮下には明らかなガス像は認めなかった.緊急デブリドマンを行い,術後高気圧酸素療法を開始した.経過中に2回目のデブリドマンを行い治癒した.術中の筋内膿汁よりStreptococcus constellatusが検出された.
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