Feasibility of Endovascular Stent Graft Repair for Redo Operation of Pseudoaneurysms after Thoracic Aortic Surgery.

1999 
胸部大動脈手術後に発生した仮性大動脈瘤10例を対象として, ステントグラフト内挿術の有用性と問題点について検討を加えた. 手術は全例全身麻酔下に総大腿動脈より経血管的にシースを介してステントグラフトを内挿した. 術後2週間以内に瘤内が血栓化したものは10例中7例 (70%) であり, これを初期成功とした. 残り3例では瘤内に少量の血流 (minor endoleak) を認め, このうち1例は6カ月後にステントグラフトが移動し外科的修復を要した. また, 2例を大量喀血により失った. 胸部大動脈手術後の人工血管吻合部に発生した仮性瘤に対する再手術は, 全身管理や手術手技に困難を伴うことが多く, 低侵襲治療であるステントグラフト内挿術の有用性は高いと考えられる. しかし, 喀血例への対策, および遠隔期成績については, 今後の十分な検討が必要である.
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