Rectal Carcinoid of Less Than 2cm in Diameter with sm Invasion Associating with Lymph Node Metastasis. Report of Two Cases.

1999 
症例1: 42歳の女性. 下部直腸に1cmのIsp型ポリープを認めポリペクトミーを施行した. 組織診断はカルチノイド, 深達度sm, 断端陽性および脈管侵襲陽性であったため, 超低位前方切除術を施行した. 病理診断で直腸傍リンパ節転移を認めた. 症例2: 61歳の男性. 直腸に0.8cmのIsp型のカルチノイドを認めポリペクトミーを施行した. 病理診断は深達度sm, 断端陽性および脈管侵襲陽性であったため, 超低位前方切除術を施行し, 直腸傍リンパ節に1個転移を認めた. リンパ節転移を認めた腫瘍径2cm未満のsmカルチノイドは自験例を含め18例が報告されている. これらの91.7%に脈管侵襲が陽性であり, 脈管侵襲は転移の危険因子であると考えられた. 治療は5mm未満では内視鏡的切除を, それ以上では局所切除を施行し, 病理組織所見で脈管侵襲陽性またはsm2以上の症例はD2以上のリンパ節郭清を伴う根治切除術が必要と考えられた.
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