Five cases of ameloblastoma of the mandible occurred in the children.

1992 
小児の下顎骨に発生したエナメル上皮腫の5症例について報告した。性別は男児2例, 女児3例であった。年齢は10歳から14歳にわたり, 平均12.6歳であった。X線所見では3例が単房性を示し, 2例が多房性の嚢胞様透過像を示した。5例中4例に対し治療を行い, 開窓療法により, 臨床的ならびにX線学的に病変の縮小を認めた。その後, 下顎骨の縮小手術を実施し, 満足し得る成績を得た。病理組織所見では全例が叢状型のエナメル上皮腫であった。小児のエナメル上皮腫の治療においては顎骨の拡大切除は行い難い。嚢胞性のエナメル上皮腫に対しては開窓療法が効果的であった。加えて臨床的ならびに文献的考察を行い, 小児のエナメル上皮腫について考察した。
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