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A case of pulmonary blastoma

1988 
68歳男性の左肺上葉に発生した肺芽細胞腫の1例を経験し, その細胞像を検討したので報告する. 術前の肺穿刺吸引にて上皮系および間質系の多彩な細胞像が得られた. 上皮系の細胞は, 泡沫状の細胞質をもち核に丸みがある低分化腺癌と思われるものと, 裸核状で核型の不整および大小不同が著明な大細胞癌と思われるものであった. 一方, 間質系細胞は, 長円形の核で流れ状に配列する線維系細胞と, 不整のある紡錘形の核で泡沫状細胞質をもち明らかに悪性と思われるものであった. それぞれ肺芽細胞腫の多彩な組織像と対応させることができた. 肺芽細胞腫の細胞診による診断は困難であることが多いが, 上皮系および問質系細胞が認められた場合, それぞれの多彩性に注目することが診断の助けになると思われた.
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