Prognosis of Posttraumatic Epilepsy in Children

2012 
16歳未満に脳外傷を受傷し後遺症に対する入院リハビリテーションを行い、受傷後2年以上が経過している142例を対象とした。症例ごとに診療録から後方視的に、受傷原因、急性期の状況、現在の状況、てんかんの発症時期・発作型・発作頻度・使用抗てんかん薬について調査し、てんかんを発症した37例(てんかん群)とてんかんを発症していない105例(非てんかん群)の比較、および外傷後てんかんの分析を行った。非てんかん群と比較したてんかん群の有意な特徴:発症率は交通事故で低く虐待で高い。脳損傷の型は急性硬膜下血腫で高く、びまん性軸索損傷で低い。急性期意識障害の程度は重度で持続が長い。移動能力がない例が多く、中等度~重度知的障害例が多い。外傷後てんかんの分析:発症時期は81.1%が受傷後2年未満で、発作型(重複カウントあり)は部分発作(単純部分発作9例、複雑部分発作23例、二次性全般化発作13例)が多く、全般発作は13例と少ない。抗てんかん薬は平均2.1剤(高発作頻度群2.9剤、低発作頻度群1.6剤)使用され、carbamazepine、valproateが多く、phenytoin、phenobarbital、clonazepamがそれに次ぐ。高発作頻度群では低発作頻度群に比べてvalproateの使用が多く、移動能力がない例が多い。
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