Occlusion Amblyopia in a Case following Atropine Therapy for Strabismic Amblyopia with Anisometropia

2008 
症例は3歳6か月、男児。右眼斜視弱視で固視は中心固視不良、眼位は内斜視で交代性上斜位を合併しており、約4.0Dの不同視差が認められた。複数の難治要因を合併しており、当初は眼鏡装用を嫌がるなど弱視訓練に非協力的で3歳11か月時に行なった初回訓練にても訓練効果はみられなかったため難治症例と考えられた。しかし、5歳時に行なった再訓練で、健眼完全終日遮閉に引き続きアトロピン点眼療法を行なったところ健眼の視力が下がり始め、点眼中止後に健眼と患眼の機能が逆転した。健眼弱視化は患眼の固視持続能力の改善に伴って発生していることから、斜視弱視の成因には固視持続能力が関与していると考えられた。また、アトロピン点眼療法は斜視弱視の健眼を弱視化させることがあるので、治療に際しては固視持続能力の管理を十分に行なう必要性があると思われた。
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