A nationwide epidemiological survey regarding sudden deafness in 2001

2004 
2001年に発症した突発性難聴症例を対象に全国調査が行われた。二次調査により2815例の調査票が得られた。このうち一側性の突発性難聴確実例で発症日, 初診時および固定時オージオグラムがすべて記載されていた1285人 (男性600人, 女性685人) を対象に, 聴力の予後に及ぼす因子について検討した。1285人の5周波数の初診時平均聴力レベルは, 57.4±24.9dBで固定時平均聴力レベルは33.3±23.6dBであった。多変量解析を用いて検討を行い, 初診時聴力レベル, 来院までの日数, 年齢, めまいの有無, オージオグラムの傾きが独立的に予後に関係していることが示された。耳鳴, 耳閉塞感の有無と予後との間には関係は認められなかった。治療法として複数の方法が組み合わされていた例が多かったが, ビタミンは91.8%, ATPは87.2%, ステロイドは85.3%, プロスタグランディンは32.6%, 高気圧酸素療法は11.1%, 星状神経節ブロックは7.9%の症例に用いられていた。
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