A RESECTED CASE OF GASTROINTESTINAL STROMAL TUMOR RIGHT UNDER EARLY GASTRIC CANCER
2005
患者は67歳,男性. 2003年6月に上腹部痛が出現し近医を受診したところ,上部消化管内視鏡検査にて早期胃癌が疑われたため当科紹介となった.胃前庭部,体上部,噴門部の計3カ所の早期胃癌の診断で胃全摘術を施行した.切除標本では前庭部前壁に1.8×0.9cm, 体上部後壁に5.5×2.1cmの早期胃癌を認め,さらに後者の直下には1.3×0.7cmの粘膜下腫瘍を認めた.粘膜下腫瘍はRosai分類でUncommitted typeに相当するgastrointestinal stromal tumor (以下GIST)であった.早期胃癌と胃GISTの同一部位における併存は極めて稀な症例であり,胃癌とGISTの起源,発生を考察するにあたり興味深い症例であると思われる.
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