Clinical Study of Total Colonoscopic Examination Using Oral Administration of Methylene-Blue Capsule

1993 
大腸精密検査のためメチレンブルー・カプセル(MB-cap: MB 100mg含有)経口投与による大腸色素内視鏡検査を施行し,粘膜染色性,微小病変診断能,およびMB-cap投与による副作用について検討した,MB-cap投与群における色素診断可能率は73.6%であった.MB-cap投与群と非投与群の間に,6mm以上の隆起性病変の発見頻度に有意差はなかったが,5mm以下の病変では発見頻度は有意に上昇した.また,5mm以下の病変は全大腸にほぼ均等に分布し,病理組織学的には60%が腺管腺腫であった,MB-cap投与前,後の血液生化学検査上GOT, GPT,およびBUN値の変動が認められたがこれらの値は推計学的には'正常域値内に止まった,MB-cap投与による大腸色素内視鏡検査は,微細病変診断の向上に与し,施行が容易かつ副作用が少ないことから大腸内視鏡精密検査における微小病変のスクリーニングに有用である考えられる.
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