Osteosynthesis with Intramedullary Nail Using Temporary Ilizarov Apparatus: A Report of Two Cases

2010 
当院では牧野らが考案した,下腿骨不安定骨折に対するイリザロフ創外固定器を用いた局麻下の簡易固定を行っている.その手技を用いイリザロフ簡易固定を利用して骨接合を2症例に施行したので報告する.症例1:左脛骨・腓骨骨幹部骨折.術前イリザロフ簡易固定は使用せず骨接合を試みたが短縮が強く徒手整復が困難だったためイリザロフ簡易牽引を行い整復位を得た.症例2:右脛骨・腓骨骨幹部骨折.受傷日にイリザロフ簡易固定施行.術中イリザロフによるアライメント調整を行い整復位を得た.イリザロフ簡易固定は術前腫脹予防効果があり,車いすトイレ移動可能など術前ADLも良好になる方法であるが,今回ピン刺入位置を調節することで髄内釘挿入も可能であった.この方法は術中の整復位獲得や保持が困難な症例には非常に有効であると考えられる.
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