The Investigation of Nine Cases of Malignant Hyperthermia

1988 
5年間に発生した9例の悪性高熱症(MH)の詳細を検討した. 長期に向精神薬を内服中の精神分裂症患者が2例あり, このような症例は要注意と考えられる. 2例が術後にMHが発見されており, 麻酔中のみならず術後に亙る患者管理が必要と考えられる. サクシニルコリン (SCC) による筋強直がSCC量不足と誤認され追加投与が行われており, 要注意と考えられる. 循環動態の変動では頻脈が最も高頻度にみられ, 浅麻酔と誤認されて麻酔深度を深めることに注意すべきである. ダントロレンの投与の中止は血中CPKを目安にして行ったが, MHの再発した例はなかった.
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