An Investigation for the Effect of Spinal Orthosis (so-called “Rucksack Type Orthosis”) for Kyphosis with Osteoporotic Thoraco-lumbar Vertebral Fracture

2000 
骨粗鬆症患者で胸腰椎圧迫骨折による脊柱後弯変形のある症例に対して,リュックサック型体幹装具を用いその効果を検討した.本装具は厚さ10mmと薄く,洋服の下に装着可能なため外観を気にせず装着できる.重さは症例により調節可能で,800gを使用した症例が最も多かった.83%に自覚的な姿勢の改善があり,45%に腰背痛が改善した.また洗顔動作や,15分以上の体幹前屈姿勢の持続,背もたれなしの座位保持,1時間以上の立位または歩行といった日常生活動作に対しても有意な改善効果があった.従って,リュックサック型体幹装具は胸腰椎圧迫骨折による脊柱後弯変形患者の姿勢の改善や日常生活動作障害の改善に有効であると考えられる.しかし,使用時の肩こりや,背部が暑いことを理由に中止した症例があり,改良の必要な点もあった.
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