A case of phaeohyphomycosis on the hand due to Exophiala jeanselmei

2010 
77歳の男性。肺気腫のため, 20年間のステロイド内服歴があり, また農作業のため, 手指の外傷が絶えない状態であった。2007年夏より右手関節部に紅色局面が出現したため, 同年9月, 皮膚生検を施行, 真皮内に肉芽腫様構造と褐色の菌糸形菌要素が認められた。黒色菌糸症と診断し, 切除および植皮を施行, さらにイトラコナゾール内服による後療法を行い, 臨床的に治癒に至った。組織より分離された真菌は, 形態学的所見およびPCR-RFLPを含む分子生物学的検索でExophiala jeanselmei タイプ5と同定された。
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