Effect of Moisture Sorption of Underwear Material on Clothing Microclimate in Hot Environment

2007 
本研究では肌着の温熱的快適性を物理的側面から表すと考えられる衣服内気候に暑熱環境下で肌着素材の吸湿性が過渡的にどう影響するか発汗サーマルマネキンを用いて検討した。不感蒸散条件で吸湿性の効果を見るため、吸水·速乾ポリエステルPET100 およびPET に吸湿合繊(MAS)の混紡割合を変えて試作した2試料PET85、PET70の計3種の肌着で比較した。MASの混紡割合が高いほど衣服内湿度の低下が大きかった。PET70 と公定水分率が同等の綿100%(COT100)とで衣服内湿度を比較するとCOT100 でより急激に湿度が低下し短時間で元の湿度に戻った。両者の元に戻るまでの湿度低下の積分値は概略同じだった。試料の初期条件として30°Cで0%RHの「絶乾」と、30°Cで65%RH の「中湿」の状態とで比較すると、「中湿」条件では「絶乾」条件の3分の1弱の湿度低下が生じた。発汗条件でも素材の吸湿性の効果で湿度低下が見られたが、不感蒸散条件より短時間で元の湿度に戻った。濡れた肌着が皮膚面上で乾燥する過程で公定水分率の高い肌着ほど衣服内の湿度の上昇と温度の低下が見られた。放湿吸熱が起きたと示唆される。
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