A CASE OF NEUROENDOCRINE CELL CARCINOMA OF THE STOMACH

2005 
胃癌全体の約0.1%を占め,予後不良疾患である胃神経内分泌細胞癌の1例を経験したので報告する.症例は72歳,男性で食欲不振を主訴に当院内科を受診した.上部消化管内視鏡で2型胃癌と診断し,手術目的に当科紹介となった.理学的所見および術前精査にてVirchow転移を認めStage IVと判断したが,症状改善傾向なく,姑息的に胃全摘術を施行した.切除標本では胃体中部後壁に2型腫瘍として,また,同腫瘍に連続するよう粘膜下腫瘍を認めた.病理組織所見においてN/C比の高い腫瘍細胞が索状配列し胞巣を形成していた.免疫組織化学的にChromogranin A染色陽性, neuron-specificenolase (NSE)染色弱陽性であり,胃神経内分泌細胞癌と診断した.粘膜下腫瘍は粘膜下層に強く浸潤した胃神経内分泌細胞癌であった.高度の脈管侵襲ゆえ,リンパ節転移,肝転移の頻度が高く,早期よりの集学的治療が望ましいと考える.
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