MASSIVE DUODENAL ULCER BLEEDING SUCCESSFULLY TREATED USING TRANSCATHETERIC ARTERIAL EMBOLIZATION COMBINED WITH ENDOSCOPY

2008 
症例は41歳,男性.コーヒー残渣様嘔吐を主訴に来院.上部消化管内視鏡検査で十二指腸球部に露出血管からの出血を伴う潰瘍を認めた.同血管周囲は壁硬化著明でクリッピング不能でありエタノールを局所注入した.その後も吐血と貧血増悪を繰り返したため,経カテーテル動脈塞栓術(Transcatheteric arterial embolization;TAE)を目的に腹部血管造影を施行.血管造影において造影剤の血管外漏出は認めず,責任動脈の同定を確実にするため内視鏡検査を併施した.注目していた潰瘍露出血管よりガイドワイヤーが十二指腸内腔に露出するのを内視鏡で確認でき,同動脈に対してTAEを施行した.術後の内視鏡検査では潰瘍病変の消退を認めた.血管造影と同時に内視鏡検査を併施することにより責任動脈を正確に同定し,塞栓後の組織阻血による合併症を併発することなくピンポイントで安全にTAEを施行しえた.
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