Effects of Host Micas and Intercalated Aluminum Ion Species on Thermal Durability of Alumina pillared Fluorine Micas.
1995
層電荷が1.0のLi型テニオライト(LiMg2LiSi4O10F2)およびNa型テニオライト(NaMg2LiSi4O10F2)を母塩結晶として,塩化アルミニウム水溶液に水酸化ナトリウム水溶液を滴下する方法,金属アルミニウムを塩酸に溶解する方法およびこの溶液をゼオライトで処理する方法で調製した多核ヒドロキソアルミニウム水溶液を用いてそれぞれアルミナ架橋フッ素雲母を合成し,架橋フッ素雲母の耐熱性に与える挿入アルミニウムイオン種およびホスト雲母種の影響について検討した.その結果,溶液の調製方法が異なっても同種のアルミニウムイオン種が存在する溶液から得られる架橋フッ素雲母は,比表面積および耐熱性に大きな相違は認められなかった.ゼオライトで処理することによって得られる単一のアルミニウムポリマー種を含む溶液から調製される架橋フッ素雲母は,アルミニウムポリマーとアルミニウムモノマーが共存する溶液から得られる架橋フッ素雲母に比べて,ピラー密度が高くなるとともにピラーの分布が均質になるため,比表面積および耐熱性が増大した.Na型テニオライトから得られる架橋フッ素雲母はLi型テニオライトから得られる架橋フッ素雲母に比べて比表面積,細孔容積および耐熱性が増大した.これは,ホスト雲母結晶子の形態および結晶性の相違に起因すると考えられた.
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