Examination of Probing Depth and Tooth Mobility Using a Machine with Voice Input.

2002 
本研究の目的は, 音声入力装置を用いてプロービングデプスと動揺度の測定時間の比較検討を行うことである。実験には, 正常歯列を有し健康な歯及び歯周組織を有する本学臨床研修医10名 (男性4名, 女性6名, 平均年齢24.5±0.7歳) を被験者とし, 臨床経験年数14年, 1年の歯科医師および18年, 7年, 4年の歯科衛生士の計5名を検者とした。実験方法は, (1) 音声入力装置を用いて検者1人で測定, 記録, (2) 従来法にて検者1人で測定, 記録, (3) 従来法にて検者とアシスタントの2人で測定, 記録の3条件で, 全歯における6点法のプロービングデプスとMillerの分類による動揺度のそれぞれの測定時間を計測した。この際, 音声入力装置として (株) GC社製ペリオナビゲーションシステムRを用いた。その結果, 音声入力装置を用いた場合, 1人で記録する方法よりも短時間であったが, アシスタントが記録する方法の方がより短時間であった。また, 臨床経験による差もみられなかった。この測定時間において, 方法間と術者間に差があるかを, 繰り返しのある二元配置分散分析法にて統計処理を行い比較検討したところ, 有意差が認められた。よって, プロービングデプスと動揺度に関しては, アシスタントがいない場合には本装置を使用することにより, 測定時間の短縮が期待できる。
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