Severe Facial Edema and Chemosis in Systemic Lupus Erythematosus

2007 
37歳の女性。長時間の日光曝露後から結膜の浮腫が出現し,その後眼瞼や顔全体に浮腫が拡大した。約1ヵ月後より発熱,下痢も生じるようになったため当科を受診した。初診時眼瞼を中心とする顔面全体と眼球結膜に著明な浮腫があり,紅斑は頬部にわずかに認められた。その後数日間で浮腫はさらに増強し,顔面の紅斑は徐々に拡大し,蝶形紅斑となった。皮膚病理所見では液状変性と軽度のリンパ球浸潤を認めた。検査所見では白血球,血小板の減少,低補体血症を認め,抗核抗体および抗DNA抗体が陽性であった。光線過敏,口腔内潰瘍があり,精査にて漿膜炎を認めた。以上からSLE と診断しプレドニゾロン25mg/日で治療を開始,50mg/日に増量したところ症状および検査所見の改善を認めた。またヒトパルボウイルスB19 IgM抗体が一時陽性であったがその後陰転化し,ヒトパルボウイルスB19感染症の併発が考えられた。
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