Long-term Outcome of Surgical Treatment for Anal Crohn's Disease

2005 
3年以上肛門部の経過観察を行っているCrohn病259例の長期経過を検証した.経過良好例31.3%,進展・増悪例34.0%,症状維持例34.7%であった.進展・増悪例の肛門病変としては痔瘻・膿瘍が最も重要であり,次に肛門狭窄であった.また,種々の肛門病変の混在,および大腸に病変のみられる症例に進展・増悪例が多くみられた.肛門病変への対応としては痔瘻・膿瘍への外科治療が肝要であった.痔瘻根治術の適応は局所所見とともに腸管病変を評価し,しかも長期的な肛門機能も考慮して慎重に行うべきである.seton法ドレナージは根治は望めないが,症状の軽減には長期的にも優れており,Crohn病の痔瘻・膿瘍には第1選択の治療法と考える.
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