A CASE OF GALLBLADDER TORSION TREATED WITH ELECTIVE SURGERY

2009 
症例は71歳,男性.上腹部痛を主訴に当院受診となった.腹部CT上,胆嚢捻転症が疑われたが確定診断には至らず,PTGBD(経皮的経肝的胆嚢穿刺ドレナージ)を施行した.胆嚢からの排液は暗赤色血性であったため胆嚢捻転症を強く疑った.その後,腹部症状は消失し,採血上の炎症所見も改善したため入院7日目に手術を行った.胆嚢捻転症は急性胆嚢炎との鑑別が困難で以前は術前にPTGBDも行われていたが,その正診率向上とともに解剖学的要素から禁忌とも言われ,PTGBDの施行率も低下を認める.自験例はGrossII型の完全型であったがPTGBD挿入にて症状改善を認め,待機的に手術が可能であった.PTGBDが診断に有用であった症例や,同処置のみで保存的に改善した症例も認められる.診断が困難で,手術リスクの高い高齢者ではPTGBDを行ったうえで全身状態評価,改善の後に手術も可能であると考えられた.
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