[Preferred and actual place of death among community-dwelling disabled older people: findings from a survey of visiting nurses].

2008 
目的:本研究は,訪問看護師を対象とした調査により,要介護高齢者の死亡場所に関する要介護高齢者本人あるいは家族からの希望と実際との関連について検討することを目的とした.方法:本研究は2年間の縦断研究により行われた.Time 1において,398名の要介護高齢者が家族介護者と同居していた.Time 2(2年後)では,これら398名の要介護高齢者に関する調査に対して,訪問看護師が回答した.要介護高齢者の死亡場所について,要介護高齢者あるいは家族が希望する死亡場所と実際の死亡場所との関連を検討した.結果:398名の要介護高齢者のうち,追跡調査期間内に死亡した者は105名(26.4%)であった.要介護高齢者本人の6割,家族の約4割について,要介護高齢者の死亡場所に関する意向を訪問看護師が把握していなかった.要介護高齢者の死亡場所について,要介護高齢者本人あるいは家族の意向を訪問看護師が把握していた場合には,要介護高齢者の実際の死亡場所が意向どおりになる割合が高かった.結論:要介護高齢者本人や家族の意向に沿った最期の迎え方を実現させるためには,死亡場所に関する要介護高齢者本人および家族の意向を,訪問看護師が的確に把握することが必要である.
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