Scoring of chest Xp findings after operation for pleuritis and empyema

2009 
目的:急性膿胸・胸膜炎術後の残存死腔を胸部レントゲン所見をスコア化することでその術後経過の評価を行った.方法:当院にて急性膿胸または胸膜炎にて手術を行った17例(膿胸群10例,胸膜炎群7例,7例中4例が結核性胸膜炎)を対象とした.胸部レントゲンによる残存死腔をスコア化することで術後6ヵ月までの肺拡張の改善度の評価を行った.結果:膿胸・非結核性胸膜炎群ではいずれも術後の肺拡張は良好であった.一方,結核性胸膜炎群の術後の肺拡張は良好とはいえなかった.結語:結核性胸膜炎以外の膿胸・胸膜炎では積極的に郭清術を施行することが重要と考えられた.結核性胸膜炎を疑う症例では掻爬目的ではなく,むしろ術中検体採取による確定診断をつけることの方が重要と考えた.
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