TWO CASES OF NON OCCLUSIVE MESENTERIC ISCHEMIA (NOMI)

2005 
症例1: 77歳,男性.就眠中の腹痛で発症.緊急内視鏡で横行結腸~直腸に分節状の粘膜のびらん,壊死を認め,造影CT3D構築でIMAの血流が認められたが,腹膜刺激症状が出現し緊急手術となった. IMAの触診,ドップラーエコーでIMAの血流を確認したが,術中内視鏡で粘膜壊死の範囲を確認し,直腸から横行結腸左2/3を切除,人工肛門を造設した.術後3週で独歩退院.病理で動静脈に血栓はみられなかった. 症例2: 56歳,女性.慢性腎不全にて透析中.軽度の心窩部痛で発症し,腸閉塞の診断で入院. CT撮影したところ,門脈ガス像あり.次第に腹膜刺激症状出現したため, NOMIによる腸管壊死の診断で緊急手術を施行.全小腸にわたって不均一な壊死を認め,肉眼的に壁在血管にガスを認めた.特に壊死の強い部分約230cmを切除し,双孔式人工肛門造設.翌日MOFとなり死亡.病理で動静脈に血栓はみられなかった.
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