HuH‑7 cell line established from a highly differentiated human hepatocellular carcinoma

2012 
要 旨 高分化型ヒト肝癌由来細胞株“HuH-7”は,1982年にCancer Researchにその樹立を報告した.HuH-7は,当時の岡山大学医学部附属癌源研究施設病理部門(故佐藤二郎教授)の下で樹立し,これまで多くの研究分野で利用され,世界的に有名な肝癌細胞株となっている.本稿では,有用性の高い分化機能を有するヒト肝癌細胞株HuH-7について,肝細胞癌の腫瘍マーカーであるα-fetoprotein(AFP)を中心に,この細胞株を用いた研究分野に関する詳細を紹介する.はじめに 1980年前後,肝特異機能を有する多数のヒト肝癌細胞株が樹立され,多くの分野の研究に供与されて来た.表1に示す様に,2012年3月現在でPubMedに掲載されたヒト肝癌細胞株としてAdenらによって樹立されたHepG2,Hep3B両細胞株
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