DIAGNOSIS OF CHRONIC MYELOID LEUKEMIA BY DETECTION OF BCR/ABL FUSION mRNA USING A NON-RI PROBE COMBINED WITH RT-PCR

1997 
最近開発されたRT-PCR法はBCR/ABL遺伝子変異をより高感度かつ簡便に検出可能とした.しかし, 非特異バンドを認める場合はRI標識プローブによる確認が必要となる.そこで今回, 煩雑なRI標識に代え, biotin標識したプローブにより融合遺伝子の検出を試みた.18例のCML患者 (Ph1陽性16例, 陰性2例) を対象に染色体分析および分子生物学的検討を行った.BCR遺伝子再構成をPh1陰性患者1例を含む計9例で検討したところ, Ph1陽性の2症例では再構成バンドを認めなかった.PCRで増幅後biotin標識プローブによるサザンプロットを行うRT-PCR/biotinプローブ法および2回のPCRを繰り返すnested PCR法を用いてBCR/ABL融合遺伝子を検出した.例外的な切断点をもつ1症例を除いた17例 (うち2例はPh1陰性) が陽性を示した.また, RT-PCR/biotinプローブ法とnested PCR法の結果は完全に一致し, CML診断における同法の有用性が明らかとなった.
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