Aniseikonia in hyperopic anisometropia cases

2007 
目的:新たに開発された測定装置を使用し、遠視性不同視症例における不等像視を測定した。対象及び方法:対象は、遠視性不同視を有する34名である。対象における不同視の程度は、等価球面度数にて0.75~6.37Dであった。測定に使用したのは、24インチ液晶モニター(LCD)であり、コンピューターにてLCD上に赤色と緑色の2つの正方形を呈示した。赤緑フィルター眼鏡にて両眼視機能を分離し、正方形の縦辺の長さを比較する事により不等像視の度を測定した。測定は眼鏡装用時と非装用時にて行ない、弱視眼の網膜像がより小さい場合を-、より大きい場合を+で表示した。結果:測定の結果、眼鏡非装用時の不等像視は-11.0~±0%であり、眼鏡装用時の不等像視は-2.5~+3.0%であった。眼鏡装用により不同視を1.00D矯正すると、不等像視は約1.2~1.3%変化するという一定の相関性が認められた。結語:今回の測定により、遠視性不同視症例では眼鏡装用時と非装用時においてかなりの不等像視の差があり、眼鏡装用時の不等像視の方がより0%に近い傾向であるという結果が得られた。不等像視の測定は、不同視あるいは不同視弱視症例における両眼視機能評価、装用眼鏡の度の決定に有効であり、今後のより良い治療に役立つのではないかと考えた。
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