ENDOSCOPIC RESECTION OF GASTROINTESTINAL STROMAL TUMOR OF THE STOMACH -A CASE REPORT-
2004
症例は62歳女性.近医より胃粘膜下腫瘍(SMT)精査目的で当院紹介入院.内視鏡所見では,胃噴門直下後壁に径約2 cm大のSMTを認め,中心陥凹などの悪性を示唆する所見なく, EUS・CT像でも内部均一な腫瘤として描出された.術前診断としては平滑筋腫などの良性筋原性腫瘍もしくは低悪性度GISTなどを考え,本人・家族と相談の上,消化管内視鏡下切除を行った.切除標本の病理組織所見では,紡錘形細胞の錯走像からなり,核分裂像は1/50HPF,免疫染色にてc-kit・CD34ともに陽性を示す狭義のGISTでborderline malignancyと診断された.胃GISTを消化管内視鏡下に切除した症例を経験したため,その診断および治療の過程を報告し,当院における胃SMTに対する治療方針についても言及した.
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