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JAK-STAT 経路とその制御系

2019 
サイトカインとは免疫担当細胞同士,あるいは免疫担当細胞と周辺細胞とのコミュニケーションをつかさどる可溶性分子である.おもに造血,炎症や免疫応答を促進したり調節したりする働きがある.サイトカイン受容体の主要なシグナル伝達機構はJAK チロシンキナーゼ-STAT 経路であり,非常にシンプルなものである.JAK には4 種類,STAT には6 種類存在するが,サイトカインによっておもに活性化されるJAK やSTAT が決まっている.JAK-STAT 経路は生理的・病理的な意義の解明のみならず,構造学的な理解も進んでいる.一方で,JAK-STAT 経路を抑制する機構も存在する.その代表がSOCS ファミリーであり,さまざまな免疫制御に関わることが明らかにされている.
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