A CASE OF DUODENAL BLEEDING CAUSED BY ECTOPIC PANCREAS REQUIRING SURGERY

2004 
症例は43歳,男性.突然の吐血と下血による眩暈と動悸を主訴に当院受診.緊急上部消化管内視鏡検査でファーター乳頭の口側2 cmの十二指腸に約1.5cmの半球状膨隆型の粘膜下腫瘍より動脈性の出血を認めた.このため内視鏡的止血術やtrans arterial embolizationを施行したが止血できず,受診後4日目に腫瘍核手術を行い止血しえた.病理組織学的所見で十二指腸異所性膵と診断された.本症例は術後の検査で血友病Bと判明し,このための凝固異常が止血困難の一因と考えられた.十二指腸粘膜下腫瘍より出血を認めた場合,異所性膵を考慮する必要があり,保存的治療で止血しえない症例では,適切な時期に外科的治療を行う必要がある.
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