A Case of Erythroderma Associated with Early Gastric Cancer.
1998
81歳の男性。初診の数ヵ月前からそう痒性皮疹の出現が認められ, 食欲低下, 全身倦怠感も伴うようになった。初診時, ほぼ全身に潮紅と粃糠様落屑を呈し紅皮症の状態であった。ステロイド内服, 外用をおこなったが, ステロイド減量により皮疹の再燃がみられた。悪性腫瘍の検索で早期胃癌が発見され, 切除後にステロイドを使用することなく皮疹の改善がみられ, 腫瘍性紅皮症と診断した。
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