A Case of Intrahepatic Cholangiocarcinoma with Invasion of Transverse Colon

2005 
症例は60歳の男性で, 陰茎癌の手術既往があった. 不明熱と腹部超音波検査上, 肝腫瘍を指摘され入院となった. 腹部CTで肝右葉にlow density massを認めた. 腹部血管造影検査で腫瘍は乏血性であった. 確定診断目的に腫瘍穿刺吸引細胞診を行い, 扁平上皮癌と診断され, 陰茎癌肝転移を疑い手術を施行した. 開腹所見では, 腫瘍は癌臍を伴い手拳大で横行結腸に直接浸潤していた. 手術は肝右葉切除, 右半結腸切除, 肝門部リンパ節郭清を施行した. 病理組織診断結果は, 低分化型胆管細胞癌であった. 胆管細胞癌が結腸浸潤を来した機序は, 腫瘍と結腸が炎症性に癒着し, 新生血管が増殖して直接浸潤したものと考えられた. 肝内胆管癌の他臓器合併切除例の成績は不良との報告があり, 今後厳重な経過観察が必要であると考えられた.
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