A CASE OF PNEUMATOSIS CYSTOIDES INTESTINALIS ASSOCIATED WITH RHEUMATOID ARTHRITIS, SJÖGREN'S SYNDROME AND ABDOMINAL FREE AIR

2004 
症例は68歳の女性.下痢,腹痛,食思不振を主訴として当院救急外来を受診した.既往歴は20年前より慢性関節リウマチ, Sjogren症候群の診断でプレドニゾロン5mg/dayを内服加療中であった.腹部所見では心窩部に筋性防御および反跳痛を認め,胸腹部X線で腹腔内遊離ガスを認めた.腹部CTにより腸管嚢腫様気腫症(PCI)を考えたが,消化管穿孔の合併を否定できず緊急手術を施行した.術中所見では空腸の約40cmにわたり限局した腸管壁の発赤,浮腫,腫脹と腸管壁から腸間膜に多数の気腫を認め空腸PCIと診断し,空腸部分切除術を施行した.現在,術後約1年経過し,外来通院中であるが気腫の再発は認めていない.膠原病にPCIを合併することは比較的稀であり,さらに慢性関節リウマチ, Sjogren症候群をともに合併したPCI症例はこれまで報告されていない.その病因,診断などについて文献的考察を加え報告した.
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