A therapeutic experience of three cases with salivary duct carcinoma in the parotid gland

2009 
耳下腺の唾液腺導管癌3症例を報告した。症例1は腺内に限局する多形腺腫由来で,切除術後に放射線療法を行い,2年10ヶ月再発を認めない。症例2は顔面神経を温存した耳下腺全摘及び頸部郭清術と,術後にドセタキセル併用化学放射線療法を行うも,多発肺転移のため術後1年11ヶ月で死亡した。症例3は術前から顔面神経麻痺を伴っており,顔面神経を含む耳下腺全摘及び頸部郭清術と,術後にドセタキセル併用化学放射線療法を行い,術後1年11ヶ月再発を認めない。現在まで,唾液腺導管癌治療に対するエビデンスは充分ではないが,乳癌との類似性が指摘されるなど,今後,様々な治療法の可能性とその有効性についての検討が必要である。
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