Colovesical Fistula due to Sigmoid Colon Diverticulitis Two Episodes of Multiple Liver Abscess
1995
結腸憩室は憩室自体の症状が乏しく合併症により発見されることが多い. 過去3年に2度の原因不明の肝膿瘍を合併し, S状結腸膀胱瘻を生じS状結腸憩室炎の1例を経験した. 症例は53歳, 男性. 過去3年間, 原因疾患の不明な肝膿瘍を繰り返し, 超音波ガイド下による膿瘍ドレナージ術 (percutaneus transhepatic abscess drainage : 以下 PTAD) でいずれも保存的に治癒したが, 肝膿瘍の原因となる疾患を疑わせる腹部所見がなったため原因不明の肝膿瘍として経過観察されていた. 平成6年1月頃より気尿を伴った難治性の膀胱炎が出現し, 注腸造影X線, 膀胱鏡等の検査では瘻孔の存在は確認はできなかったが, 術中S状結腸側の圧迫により膀胱側へのair leakageが認あられ, S状結腸切除および瘻孔を含め膀胱の部分切除を行った. 今後増加が予想される憩室症の稀な合併症の1例として報告する.
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