Fundamental studies on the lymphocyte stimulation test in patients with drug-induced allergic hepatic injury.

1989 
薬剤アレルギー性肝障害の起因薬剤を同定し,診断を確定するためにリンパ球刺激試験(LST)が広く行われているが,報告者によりその陽性率にはかなりの差異がみられている.今回はその原因を追究するため,percentile法によりLSTの正常範囲を検討したところ,Stimulation Index 1.81以上が陽性と判断され,現在までの報告より陽性率の向上が期待された.さらにLSTにおける至適添加薬剤濃度をhalothane, tiopronin, methyldopaによる薬剤アレルギー性肝障害症例において検討した結果,methyldopaでは狭い範囲の至適濃度を示し,halothanetioproninでは広い範囲を示した.PHAあるいはCon A刺激によるリンパ球芽球化反応および自己血漿の芽球化抑制因子のLSTに及ぼす影響を検討したが,これらは無視できる範囲と考えられた.以上の結果からLSTは特異性と信頼性の高い検査法と考えられた.
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