Pleurodesis with autologus blood in a CAPD patient with hydrothorax due to diaphragmatic communication.

1991 
CAPD歴約6か月の51歳, 男性が, 突然, 除水量低下と体重増加が出現し, 胸部X線検査で右側胸水貯留が認められたため, 精査加療目的で入院となった. 末梢の浮腫および炎症所見は認められず, 胸水中糖濃度が血糖より高かったため, 腹膜灌流液の胸腔への移行を疑い, 99mTc-MAAを用いて確定診断を施行した, 本症の治療として, 胸水排出後に自家血の胸腔内注入による胸膜癒着術を試みたところ, 単独では無効であったが, CAPDの短期間中断およびその後に1回注液量を減少させたCAPDを併用することによって効果が得られた. 本療法は, 副作用なしに施行できたが, 永久的な胸膜の癒着が得られるかどうかは不明であり, 今後長期的に経過を観察する必要がある.
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