AN ELASTO-VISCOPLASTIC HYDRO-MECHANICAL COUPLED ANALYSIS AND ITS APPLICATION TO A CAVERN EXCAVATION IN SOFT ROCK

2010 
堆積軟岩中に構築される地下空洞の挙動を予測するには,ひずみ軟化・硬化特性,ダイレイタンシーなど,軟岩特性や間隙水圧を考慮する必要がある.また,大断面空洞掘削問題では,空洞を分割して掘削するため,逐次掘削解放により空洞周辺岩盤の拘束圧,ひずみ速度が掘削過程で変化する.そこで,本研究においては,軟岩特性を再現できるひずみ軟化型弾粘塑性モデルに拘束圧依存性とひずみ速度依存性を考慮する関数を導入した.そして,これらの関数を導入したひずみ軟化型弾粘塑性水‐土連成有限要素解析を用いて堆積軟岩空洞の掘削問題に適用し,計測値と比較することで本解析手法が軟岩地下空洞の掘削時挙動予測に適用可能であることを明らかにした.
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