A case of scleroderma associated with rheumatic fever

1992 
リウマチ熱を発症しその経過中に,強皮症を診断された1例を経験したので報告する.症例は40歳の男性で発熱と全身の関節痛,肘関節の腫脹,手指の硬化のため当院に入院となった. ASK高値であり臨床症状,検査所見とあわせてリウマチ熱と診断し, benzathine penicillin G 120万単位/日で治療を開始した.治療開始後関節痛,炎症所見は消失したが手指の硬化は持続した.皮膚生検で真皮中下層の膠原線維の膨化を認め強皮症と診断した.皮膚硬化に対してD-penicillamine 100mg/日を開始し徐々に改善していった.リウマチ熱と強皮症の合併はこれまで文献的な報告がないが,免疫学的異常を基礎とする両疾患の合併はこれらの疾患の病態を考えるうえで興味深いと思われた.
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