A case of primary hepatic malignant lymphoma diagnosed by needle biopsy under peritoneoscopic examination

1986 
症例は52才,男性で肝精査のため入院した.肝を鎖骨中線上3横指触知したが,表在リンパ節は触知されなかつた.検査成績ではLDHの著明な高値を認めたが,トランスアミナーゼや胆道系酵素の上昇は軽度であつた.腹部超音波,腹腔動脈造影,腹部CTなどより肝右葉に腫瘤性病変を認め,腹腔鏡下肝針生検にて悪性リンパ腫と診断した.また,ガリウムシンチグラムで肝以外に異常集積像が認められず,表在リンパ節も触知せず,リンパ造影においても異常がみられないため,肝原発の悪性リンパ腫と考えられた.本例は化学療法,放射線療法にて肝腫瘤の著明な縮小と検査成績の改善がみられ,経過良好である.
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